2014年09月21日

原子力規制委員会はなぜシミュレーション技術を理解できないのか?

SPEEDI、予算大幅減へ 放射線量の予測に限界
朝日新聞ディジタル  2014年8月25日


ということだそうですが、
東工大理工学研究科理学研究流動機構 牧野淳一郎教授のホームページ
"Home Page of Jun Makino"
の8月25日と26日の公開用日誌を読んで、大いに共鳴しました。

引用開始

8月25日
• 同等の機能のものを 1桁程度下の予算で維持すればいいという話だと思うが、、、まあ開発委託先がアレだとアレな値段になるわけだけど。

8月26日
• SPEEDI が役に立たない(なかった)から不要とか有害というのは、単にあらゆる予測は外れることもあるから不要とか有害という程度の話である。
• 実際に爆発が起こった、あるいはあと数時間で起こるので避難、という時に、自分がどっちにいくかを決めるためには予測は大変有用である。
• まあ、国とかの観点からは、そういう情報がでてきても全住民を安全に避難させるなんてどうせ無理だから不要、という考え方はあろう。
• 間違ってたら責任とるのかとかいう話は、放出量を 2-3桁間違えてた人々が責任とってからして欲しいものである。
• 平川君が色々書いてるけど多分考えすぎで、要するに、SPEEDI 計算結果公開しなかったのはなぜかといわれて、公開しても役に立たなかったからだという理屈をつけたから、役に立たないなら不要だろ?ということに予算の論理としてはなった、というだけであろう。
• まあもちろん、予測がでると住民の不安がどうとか色々あるから予測してても公開はしたくないだろうし。
• 役人とか新聞記者がなんかいうのはまあそういうものだろうけど、一応まともな自然科学の研究者であるはずの人がSPEEDI は役にたたないとかいいだすのは、、、まあシミュレーションや理論予測に対する反発もあるんだろう。

引用終わり

実際のアドレスは
http://jun-makino.sakura.ne.jp/Journal/journal-2014-08.html#25
http://jun-makino.sakura.ne.jp/Journal/journal-2014-08.html#26


 結局、御用学者、御用研究者は、真理を求め、人類の幸福のために科学技術を極めようとしているのではなく、ほんのちっぽけな自分の利益だけを求めているのでしょうか?
科学技術を何も分からない政治屋や悪徳官僚が自己保身のために、元々役に立たないものだったから事故発生時にデータを活用しなかったんだ(隠蔽したんだ)、と言うのは、馬鹿だとは思いますが、まだ想定の範囲内にあります。
しかし、高度な科学技術を理解しているべき原子力規制(寄生?)委員会が、誰かの圧力に屈したのか、単に愚かなのかは知りませんが、シミュレーション技術そのものを否定しているのは、住民の安全を第一に考えるという点からも、「言語道断」というべきだと私は思います。
posted by シムサーキット at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 原発事故 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする