2006年01月18日

この17年間、社会は何もしてこなかった

本当は話題にもしたくないのですが、書いておきます。何かしておきたいという気持ちから。
17日に宮崎勤被告に対して最高裁で死刑判決が言い渡された。本人は「死刑は何かの間違い」と言っているそうです。17年も裁判に時間をかけて、同様事件の再発を防ぐ対策は何もされてこなかった。作家、高村薫さんの意見を紹介します。

1月11日付 毎日新聞より  私はこうみる◆宮崎勤被告・最高裁判決 (抜粋)

 事件を振り返ると、今起きている同種事件の下地が全部そろっていたことに、まず驚かされます。子どもたちは遊びや下校途中で一人でいる時にさらわれている。都市化が進んでご近所の目がなかった。

 言い換えれば、この17年、わたくしたちの社会は何をしてきたのか。当時、時代背景や若者文化論の分析が行われましたが、事態はより進んだだけ。

要するに、何もしてこなかったんですね。

青少年の凶悪犯罪が続いてますが、動機がはっきりしないから全部精神鑑定やるでしょ。でも、動機の解明というのは果たして有効なのか。

動機の解明は責任能力の有無と結びつくんですが、そろそろそういう考え方をやめなければいけない。
 一つ一つの事件を「社会の病理」と普遍化するのは間違いで、動機を理解できない事件が確実に増えているという事実があるだけ。動機の解明に行き詰まり、最後に「心の闇」なんて言われてもむなしいんですよ。
 それよりも、とりあえず幼い子供が狙われない環境をつくる方が先なんです。今は同様の犯罪が起こる下地がいくらでもある。

 何とかするには、「社会の常識」を取り戻すしかないと思うんです。

これだけ少子化と騒いでおきながら、子供を守る社会になっていない。(談)
posted by シムサーキット at 23:54| Comment(0) | TrackBack(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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